勾配伸び率表 斜辺の長さ÷底辺の長さの比率
尺貫法勾配 | 分数勾配 | 水平伸び率 | 隅棟 水平 | 隅棟 流れ |
1寸5分 | 1.5/10 | 1.011 | 1.422 | 1.406 |
2寸 | 2.0/10 | 1.020 | 1.428 | 1.401 |
2寸5分 | 2.5/10 | 1.031 | 1.436 | 1.393 |
3寸 | 3.0/10 | 1.044 | 1.446 | 1.385 |
3寸5分 | 3.5/10 | 1.059 | 1.457 | 1.375 |
4寸 | 4.0/10 | 1.077 | 1.470 | 1.365 |
4寸5分 | 4.5/10 | 1.097 | 1.484 | 1.353 |
5寸 | 5.0/10 | 1.118 | 1.500 | 1.342 |
5寸5分 | 5.5/10 | 1.141 | 1.517 | 1.330 |
屋根の高さと斜辺
- 建物の屋根に勾配がある場合、水平距離と勾配が解れば、屋根の高さと斜辺が容易に割り出せる。
- 尺貫法勾配の範囲内であれば、関数計算することなく、高さと斜辺が計算できる。屋根勾配確認定規が必要?
- 水平距離:15m、勾配:5/10=0.5...この場合の屋根部分の高さは、15×0.5=7.5mになる。
- 斜辺の長さは、15×1.118(勾配伸び率)=16.77m...
- この1.118の比率は、5/10の図を描き斜辺の寸法を測り、斜辺を底辺で割った割合(四捨五入):勾配伸び率
- ご利用の際は、計算確認されて下さい。
勾配伸び率図
尺貫法勾配 | 3.0寸 | 3.5寸 | 4.0寸 |
伸び率寸法図 (実測値) |
|||
勾配伸び率 (斜辺/底辺) | 1.044 | 1.059 | 1.077 |
尺貫法勾配 | 4.5寸 | 5.0寸 | 5.5寸 |
伸び率寸法図 (実測値) |
|||
勾配伸び率 (斜辺/底辺) | 1.097 | 1.118 | 1.141 |
- 屋根勾配伸び率は、上図の様に底辺の長さに対する斜辺の長さの比率を算出したものです。
- 屋根実面積を出す場合の勾配伸び率は、斜辺の長さ÷底辺の長さの比率。
- 4.5寸勾配の屋根勾配伸び率は、1,097÷1,000=1.097 になります。
屋根実面積の計算例 屋根投影平面積×勾配伸び率(水平長さに対して)= 屋根実面積
建築面積
屋根伏せがある建築(延べ)面積
軒出面積
建築面積より突出している屋根部分
屋根投影平面積
建築面積+軒出面積
屋根実面積
屋根投影平面積×勾配伸び率
勾配伸び率
底辺(水平)の長さに対する斜辺の長さの比率(斜辺/底辺)
- 屋根投影平面積(150.000 m2)・勾配(5寸)の計算例 : 150.000 × 1.118 = 167.700 m2
屋根実面積:167.700 m2
垂直高さの求め方 高さ=測定幅×少数勾配
勾配角度換算表 tan-1(測定値/測定長さ)=θ
尺貫法勾配 | 分数勾配 | 角度(°) | 尺貫法勾配 | 分数勾配 | 角度(°) |
1寸5分 | 1.5/10 | 8.5308 | 6寸 | 6.0/10 | 30.9638 |
2寸 | 2.0/10 | 11.3099 | 6寸5分 | 6.5/10 | 33.0239 |
2寸5分 | 2.5/10 | 14.0362 | 7寸 | 7.0/10 | 34.9920 |
3寸 | 3.0/10 | 16.6992 | 7寸5分 | 7.5/10 | 36.8699 |
3寸5分 | 3.5/10 | 19.2900 | 8寸 | 8.0/10 | 38.6598 |
---|---|---|---|---|---|
4寸 | 4.0/10 | 21.8014 | 8寸5分 | 8.5/10 | 40.3645 |
4寸5分 | 4.5/10 | 24.2277 | 9寸 | 9.0/10 | 41.9872 |
5寸 | 5.0/10 | 26.5650 | 9寸5分 | 9.5/10 | 43.5312 |
5寸5分 | 5.5/10 | 28.8108 | 矩勾配 | 10.0/10 | 45.0000 |
勾配角度計算 tan-1(測定値/測定長さ)=θ ※tan-1:Inv+tan(逆三角関数)
4/10=0.4(4寸勾配): | 0.4 inv tan-1 : |
0.4を入力しinv tan-1選択 | 21.801409486 = 21.8014° |
参考情報:外部リンク
- 底辺と高さから角度と斜辺を計算 - 高精度計算サイト CASIO ke!san
- arctan{b/a}: tan-1(測定値/測定長さ)=θ で求められた数値(角度)には、補正が必要かもしれない?
- ご利用の際は、計算確認されて下さい。
制作・編集:吉郷 悟