LANケーブルを作る
RJ45圧着工具を使って





なぜケーブルを作るの? 買ってくれば?

ちょうど良い長さの物が欲しい

  • 最近は市販のケーブルもメートル毎で各種売ってますので、用途に合わせて選べます。が、現場にピッタリとは行きません。  余ったケーブルは場合によっては非常に邪魔です。
  • 洋服と同じでオーダーメードのぴったりは、良い物です。注)体型の変化  があった場合、この限りではない。

狭いところを通す必要がある

  • 部屋の間、フロア間配線の場合など、狭い場所を通す必要があるときは、最初からコネクタがあると邪魔です。
  • こんなときは、通した後でコネクタを取り付ける必要があります。

大量の場合は安い(こともある)

  • コネクタ付きの物を大量に買うより、作成する方が安い場合もあります。被覆の品質を問わなければ、出来合いも安いので、  価格だけ見ると必ずしも安くないですが。

修理する場合

  • オスのコネクタには、簡単に抜けないようにロックのためのピンがついていますが、これが良く折れてしまいます。
  • 折れにくく  する工夫のされた物も見かけますね。折れてしまったら、外れやすくなります。
  • 大事なファイルのやり取りの途中でポロなんて  外れちゃ困りますね。

数が足りない

  • 案外多かったりする理由です。あ、1本足りない。買いに行くのもめんどう。で、使ってるケーブルを半分に切って2本にしちゃう。

失敗の可能性もある

  • 自分で作れば当然失敗する事もある。その時はやり直しましょう。

準備するもの

ケーブル(必須)

  • 100m単位で購入すると単価は安いです。でも、そんなに必要無いですか?きっと近所の人が持ってますよ、きっと。

コネクタ(必須)

  • LANケーブルについているRJ45のコネクタ、単体でも売ってます。100個とか1000個買うと安くなります。が。

圧着工具(必須)

  • ケーブルにコネクタを圧着(かしめ)するための専用工具。これなくして作業はおよそ不可能です。

ニッパ-(必須)

  • ケーブルを切るのに使います。カッターでの作業は怪我の元。はさみも無理。ペンチでもだめ。

カッター (あれば便利かも)

  • 被覆の処理に使います。扱いなれない人は、辞めた方が良いです。

テスター(欲しいけど持っていない)

  • 作ったケーブルが正しく動作するかチェックします。 通信できない原因がケーブルなのかそれ以外
  • (ボードやHUBやパソコン)なのか切り分ける事が出来ます。

ストリッパー(買ったけど使ってない)

  • 被覆を剥くのに使います。圧着工具がこの機能を持ってる場合もありますが、概して使えないです。
  • 私はカッターを使います。(危険なので良い子は真似しないように)

左上から

ケーブル
コネクタ


右上から、

圧着工具
ストリッパー
カッター
ニッパー
テスター

RJ45コネクタ

(8ピンモジュラー:ISO8877)


作成 では、作ってみましょう!

適当な長さにケーブルを切る

欲しい長さにケーブルを切ります。

外側の被覆をはがす

一番外側の被覆をはがします。約1CM程度です。
剥がし足りないとうまく固定できません。
剥がしすぎると断線などのトラブルの原因になります。
専用のストリッパーを使うと、ちょうどよい長さになります。

より対線をならべる

より対線をほぐして、色の順番に並べます。橙白、橙、緑、青白、青、、緑白…です。
橙、橙白、緑、緑白、青…ではありませんので注意。間違っても動いてしまうのですが。均一

長さを切り揃える

並べた上で、再度切り揃えます。これは、コネクタに差し込んだときに
均一に入るようにするためです。
こうしないと、導通しない部分ができたりします。

コネクタに挿入する

このときに、並べた順番がばらばらにならないよう注意しましょう。
ちょっと緊張します。

確認する

きちんと先端まで入っているか、並びがおかしくなってないか確認します。

圧着する

圧着工具にコネクタを差し込んで、ぎゅっ、ぎゅーっと締めます。

これで完成


基礎知識

LAN(10/100BASE-T)の基礎知識を少し 100mまで。 ケーブルによる部分もありますが、基本的には100m以下です。
それ以上の場合は、途中にリピーター(HUB)を入れるか、光などを使いましょう。

LANケーブルの構成

  • 両端にコネクタがついたケーブルです。 ケーブルは、2本を撚り合わせたもの4組8本にカバーがかぶったものです。
  • UTP(アンシールド・ツイスト・ペア)ケーブル、両端のコネクタはRJ45の規格の物です。
  • STP= ツイストペアでシールドがあるもの
  • UTP=ツイストペアでシールドが無いもの

RJ45って?(8ピンモジュラー:ISO8877)

  • こんなやつです。 LANケーブルについてるコネクタで、電話のモジュラーケーブルのコネクタのお兄さんみたいなの。

ケーブルの種類

  • ケーブルは性能によって5つのランクに分類されます。最近売られているものは、カテゴリ5(カテゴとかいいます)
  • がほとんどなので、100Mbpsの通信でも使えます。
カテゴリ 用途 備考
1 音声
2 低速の通信 音声 ISDNなど
3 10Mbpsまでの通信 音声 10-BASET
4 16Mbpsまでの通信 あまり聞かない、見かけない
5 100Mbpsまでの通信 10・100BASE-T用

順番

  • 8本の線の説明です。各線には色がついています。この順番にも規格があります。
  • T-568AとT-568Bは米国の規格で決められた配列で、ANSI/TIA/EIA-568Aでは、T-568Aが主でT-568Bを従として採用。
  • T-568Aの配列が多いらしいです。両端同じならどちらでも動きます。(2001.11.23 追記)
ピン 1 2 3 4 5 6 7 8
T568A1 白/緑 白/橙 白/青 白/茶
T568B 白/橙 白/緑 白/青 白/茶

番号 信号 色(例)
1 +TD 橙白
2 -TD
3 +RD 緑白
4 未接続
5 未接続 青白
6 -RD
7 未接続 茶白
8 未接続

TDは送信、RDは受信  おわかりのように、LANでは1、2、3と6のピンだけが使われます。(ISDNでもRJ45のコネクタを使った  ケーブルを用いますが、このときは3,4,5,6ピンを使います。)

ストレート&クロス

  • 両端が同じ配線=ストレート ひねって配線=クロス
  • HUBとパソコンはストレート HUBとHUBはクロスで接続します。
>

ISDNの配線との違い

  • ISDNの線とは違うのか? ISDNでは1.5Mbps程度なので、カテゴリー2程度のケーブルで良い。
  • 3,4,5,6を使うLANケーブルは、ISDNに流用可能だけど、ISDNのケーブルは必ずしもLANでは使えない。
  • (だめな事が多い)

参考文献

  • パソコンLANとインターネット技術 小林佳和著 (NECクリエイティブ)
  • コンピューター&ネットワークLAN 1997.4
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