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工損調査、環境調査、機器調査、水位調査、流量調査、水質検査、井戸調査報告書作成 |
環境調査(井戸調査の場合のバックデータ) 日付、天候、風向、気温、湿度、水温等を調べています。
※追跡調査の場合は、降雨量等も記録します。機器調査(ポンプ) 製造者、製造年月、製造番号、形式、電力、電圧、電流、回転数(rpm)
吐出管・吸入管のφ等のデータを記録します。
※ポンプ交換時の参考資料作成
水位調査(水位・水深測定の注意点) 1.水位測定装置・水位計は、水位・水深測定する前に散水等で測定部分を綺麗に洗いましょう。
2.ボーリング井戸の測定には、測定器の挿入には十分な注意が必要となります。
井戸中配管には4m毎に接続部(ソケット)と金属製のバンドがあり少し肉厚が厚い為(抵抗)
ロープ引き上げ痔、引っかかってしまう場合がり、極力細めのセンサー(φ13mm)を使用。
※もしロープ(センサー)が途中で引っかり、取り出せない場合
ポンプ接続部分のフランジを外し(ゴムパッキンが2枚必要)井戸中配管を引き上げます。
近所の設備業者の方に依頼する事をお勧めします。
3.ボーリング井戸の水深測定は、浅い場合は別として極力聞きこみが良いと思います。
どうしても水深を測定しなければならない場合は、発注者に(2)の内容を先に説明しておくとトラブルが発生した場合の対応ができます。(設備業者にもコンタクトを取っておきましょう)
井側井戸
地中に埋設されていなければ、大体測定できます。
突井戸
鉄管の天端のプラグをはずし測定します。(復旧に30分程度掛かります)
ボーリング井戸
地中に埋設されていなければ、大体測定できます。(井戸の深さは聞込みによる場合有り)
※共通
測定の場合、井戸天端から又はGLからかの表示は必ず記載してます。(標高で測定する場合有り)井戸の深さを測定して水深を計算する場合有り流量調査 流量を測定する調査は、基本的に水位等が測定できない場合に行うことが多いが現在では、水位測定と併用して揚水量等の測定もおこなっています。 事前調査時のポンプの性能と事後調査時のポンプの性能が必ずしも同じではない場合があるからです。また、地下水の水脈の変化/時期的な地下水位の変化(12月~4月は降雨量が少?)等を考慮して 井戸水位の変化(10分吐出後の復水時間の水位測定)等も行っています。 水質検査(採水の際の注意点) 1.頻繁に使用されている台所の蛇口での採水が良い。蛇口廻りを清潔にし5分程度放水後採水する
2.蛇口に付属品(浄水器等)が取り付けてある場合は、極力装置をはずして採水する。
3.外部での採水される場合は、ホース等は必ずは外して採水する。(ホースの中は不潔の為)
4.ポンプから蛇口までの配管中に浄水器が設置している場合は、水質が悪い場合が多いので注意。
(浄水器前での採水が望ましいが、不可能を要する場合はその旨発注者に報告し指示をもらう)
5.<水質検査委託先>各地域の保険所/各都道府県の薬剤師会/民間の水質検査センター調査書(井戸調書) 報告書に使用する井戸調査報告は、電力会社での仕様はありましたが、官公庁での報告書には 自社で作成した報告書スタイルで提出しています。
井戸調査一覧表・井戸調査書・水位変動折れ線グラフ(水位・降雨量・揚水量)・水質検査結果等を添付。
井戸調書サンプル(JWC/XLS)ファイルのダウンロード-井戸調書の簡単なサンプルです。調査実績(調査者:吉郷 悟) 起 業 者:日本道路公団 福岡建設局 大分工事事務所発注(1996年当時)
工 事 名:大分自動車道 荏隈東工事・荏隈西工事(2工区)。
調査内容:井戸調査(事前・中間・事後)100箇所程度を調査実施・・・作業計画書作成、
1.作業計画書作成>調査開始の1ヶ月はバックデータ収集、水質・水位測定は1週間間隔で測定。
2.2ヶ月目から1年半後まで月一度の水位測定・水質検査を実施。
3.水位測定用に止水バルブ取付・ポンプ及び砂濾し器等の分解整備を行う>ポンプは2台交換。
4.調査時は、手押しポンプ・砂濾し器・パイプレンチ等の設備工具・水位計・温度計等持参。
5.報告書は4部作成。・・・降雨量のデータにつきましては、ゼネコンの皆様にご協力頂きました。
※井戸調査一覧表・井戸調査書・水位変動折れ線グラフ(水位・降雨量・揚水量)
水質検査結果等を添付。
6.調査中はいろんなトラブルはありましたが、最終的にトラブルなしで調査を完了しました。
※地域住民の皆様のご協力で無事調査を終了する事ができました。ご協力に感謝!
井戸調査で設置・交換・測定した機器
手押しポンプ | ロープ式水位計 | 家庭用浅井戸用ポンプ交換 |
突き井戸用『砂濾し器」交換 | 水位観測用『安全バルブ』取付 |
手押しポンプ 手押しポンプは井側井戸の揚水で利用。現場にVP管(φ20mm?)を置いてました。 安全バルブ 安全バルブは、突き井戸立上げ管のLをTに替え、バルブを取付て開いて水位観測しました。
調査対象区域の井戸に突き井戸が多かった為、安全バルブ取付け水位観測を設計しました。砂濾し器交換 調査中にストレナーを毎回掃除して揚水復旧させるのに、揚水できない場合交換しました。 浅井戸用ポンプ 2か所程揚水不能になった為、ポンプを交換しました。 水位測定 水位観測は、20mmのセンサーを利用、ボーリングの井戸中配管のねじれで苦労しました。
センサーの大きさは慎重にお選び下さい!